2013年12月15日日曜日

イースター島で何がおこったか? 新しいシナリオ(NPR)

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What Happened On Easter Island — A New (Even Scarier) Scenario
by ROBERT KRULWICH


面白かったので、紹介します(逐語訳ではありませんのでご注意)。

Easter Island, Rano Raraku, moais
 巨大なモアイ像で有名なイースター島はわずか63マイル四方の島で、次に人間が住んでいる土地にいたるまで数千キロ離れている孤島である。
 これまでの通説ではジャレド・ダイヤモンドが説明している通り、1200年頃にポリネシア人が住み着いた頃は島は鬱蒼とした森に覆われていたが、人間は焼き畑農業でこれらを破壊してしまった。
 ヨーロッパ人たちが島を見つけたときには、島の住民は破壊された環境で惨めな生活を送っており、島の船は流木をなんとか継ぎ合わせたようなものだった、という。
 これをダイヤモンドは「エコサイド」(環境虐殺)と呼び、限られた環境で資源を過剰浪費した社会のモデルケースと考えた。

2013年12月12日木曜日

改正研究開発力強化法は不安定雇用の若手に利益に…ならんわな

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 文部省の中の人が「改正研究開発力強化法」で雇用契約法上の常勤雇用義務がかかる年限が研究者に関して例外的に延長されたことに関して、専業非常勤を含む若手にも利益があったと認識しているという話を某所から聞いた。

2013年12月1日日曜日

法務省平成25年度啓発活動重点目標とやらが酷い件

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  法務省平成25年度啓発活動重点目標
 …まぁ、政府による「人権」概念の誤用が酷いのはいつものことなのですが、一応批判しとく。

 まず、被災者を含めてすべての人の人権が守られるべきなのは当然だが、その「人権」がまがい物ではまったく意味がなくなる。まがい物の「人権」に苦しむ人々を包括的に救う力はないであろう。
 法務省の「考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心」というキャッチフレーズは、控えめに言っても「人権を守る」とはなんの関係もなく、具体の局面では同調圧力として機能することで、人権を守ることとは対極の機能を果たすであろう(そして、様々な問題で旧態依然たる権威主義、秘密主義を残す法務省がしたいのはそういうことだ、ということなのだろう)。