2016年3月21日月曜日

「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」

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今週、「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」が開催されます。
 世界社会フォーラムは、2001年にブラジルのポルト・アレグレ市で最初に開催されたあと、インド、ケニア、チュニジアなどで断続的に開催されてきたイベントです(社会フォーラムについての説明を『平和研究入門』の一章を使って書かせていただきました)。
 元々は、一部のエリートがグローバル化する地球の将来について語り合う「世界経済フォーラム」の対抗イベントとして、「誰でも参加でき、なるべく多くの人が"もうひとつのグローバル化"の可能性について語り合う」という趣旨で開催されました。
 その後、あらゆる問題を話し合う世界フォーラムのほかに、教育など特定のテーマについて議論するテーマ・フォーラム、地域や国ごとに特化したフォーラムなど、様々な形でのフォーラムも開催されるようになりました。
 今回は、この方式の発起人としてしられるブラジルの社会運動家シコ・ウィタカー氏らの提案もあり、日本で福島第一原発事故や原発・核兵器の問題を扱うフォーラムが開催されることになりました。

 私も、2013年にチュニジアの首都チュニスで行われた世界社会フォーラムの場で、ウィタカー氏らによってこの行動が提案された場所にはいたのですが、その後(主に個人的な事情によって)この活動の準備にはまったくコミットできていなかったのですが、気候変動についてあつかうワークショップで、簡単な発言の機会をいただくことになりました。
 メインはこの問題の第一人者である明日香壽川氏(東北大学)で、またフランスでながく原子力行政に関与してきたベルナール・ラポンシュ氏らの発言もあるので、私のコメントはつけたしにすぎないのですが、(日本の/グローバルな)社会運動が気候変動と原子力の問題にどう関わっていくか(気候変動の問題に人類の主要課題の一つとして取り組みつつ、原子力発電がそれの対策になりうるという誤解を払拭する、という観点から)ということについて、問題提起できればと思っています。
全体チラシ(PDF)http://www.nonukesocialforum.org/wp-content/uploads/2016/03/nonuke323camp.flyer_.pdf
全体プログラムhttp://www.nonukesocialforum.org/?page_id=77

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