2016年3月28日月曜日

「平和と脱中心化のためのソフト・エネルギー・パス」のために

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 「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」のワークショップ、「クライメート・ジャスティスの観点からCOP21 交渉を、そして原発再稼働を考える」でしゃべらせていただきました。
 当日、このとおりしゃべった訳ではありませんが、発表原稿を公開しておきます。
 他の方の発表は、ATTAC関西のブログに報告が掲載されています(1, 2, 3)。


「 原発のない未来へ!3.26全国大集会 」のデモ

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核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」の参加者として、「原発のない未来へ!3.26全国大集会」のデモに合流、参加してきました。主催者発表で3,5000人参加、とのことです。
 世界社会フォーラムの創立者の一人として知られ、Right Livelihood Award などを受賞している シコ・ウィタカー 氏らとともに、渋谷の町を歩いてきました。

 ウィタカー氏は80を超える高齢で、持病をおしながらの参加です。自分がこの歳になったときに、健康状態はどうしょうもないとしても、意欲が持続できるのか、と悩まざるを得ません。
 氏は、入国の際にこのフォーラムに関わっているということで、4時間以上拘束され、不当な取り調べを受けたとのことです(日本人として申し訳ない)。入管はこうした取り調べの根拠や理由をいっさい説明しないので、伝聞ですが、背景にはG7にむけた警備強化があるということのようです。しかし、原子力の問題を考える会合のために来日した知識人が、G7の警備強化の一環として長時間の取り調べを受けるということ自体が非民主的で、噴飯ものでしょう。
 福島第一原発事故以降の反原発運動の盛り上がりの中で、原子力技術を支持する人々の中から、その立場を表明すると「第二次世界大戦のときとまったく同じ」非難を受けるという声があがっていますが、少なくとも安倍政権下において、言論に体する様々な統制を受けているのは、依然として反対運動の方でしょう。

2016年3月21日月曜日

「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」

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今週、「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」が開催されます。
 世界社会フォーラムは、2001年にブラジルのポルト・アレグレ市で最初に開催されたあと、インド、ケニア、チュニジアなどで断続的に開催されてきたイベントです(社会フォーラムについての説明を『平和研究入門』の一章を使って書かせていただきました)。
 元々は、一部のエリートがグローバル化する地球の将来について語り合う「世界経済フォーラム」の対抗イベントとして、「誰でも参加でき、なるべく多くの人が"もうひとつのグローバル化"の可能性について語り合う」という趣旨で開催されました。
 その後、あらゆる問題を話し合う世界フォーラムのほかに、教育など特定のテーマについて議論するテーマ・フォーラム、地域や国ごとに特化したフォーラムなど、様々な形でのフォーラムも開催されるようになりました。
 今回は、この方式の発起人としてしられるブラジルの社会運動家シコ・ウィタカー氏らの提案もあり、日本で福島第一原発事故や原発・核兵器の問題を扱うフォーラムが開催されることになりました。