2013年7月20日土曜日

「緑の党」と「みどりの風」の違い、みたいなことについて

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 Facebook に書いたものですが、あちらはクローズドで使っていまして、需要がありそうですのでブログにも転載しておきます。
 なお、基本、部外者が勝手に言っていると考えてください。





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 「みどりの風」は緑風会からの名称で、緑風会は戦後参議院に誕生した、政党政治を嫌う旧貴族院議員を中心とした中道保守路線の会派で、通常は「党議拘束をしない」というような意味合いを持ちます。
 「みどりの風」は(少なくとも発足当初は)5人の参議院議員が共同で代表を務めるということで、緑風会を意識した前提になっていたわけですね。

 一方で「緑の党」は全世界に広がるネットワークで、「環境党」とか(ドイツのように)政党と名乗らず「緑の人々」みたいな名前で活動している政党の日本版ということで、基本的に「日本固有の歴史的なものと、世界的に同時代的なものが、たまたまバッティングした」ということです。

 で、「緑の党」は一応グローバル・グリーンズ憲章という国際的に共有された理念を尊重すると言うことで、参加型民主制を重視するということも含まれていますので、一般の党員が一票を持った党内予備選などもわりときっちりやって候補者を選定しています。
 これは本来の「政党」の意味を考えれば当然で、理念を共有する人々が集まって組織を作り、人数が十分あつまったらその中から予備選で候補者を選定し、選挙に挑むわけです。
 ところが、日本の(政党助成金法の)政党の定義は転倒していて、議員が集まると政党と言うことになり、オーナーシップは一般党員ではなく国会議員が持ってしまうし、草の根の支持がなくても政党が結成できてしまう。
 なので、安易に分裂しますし、集まった場合も保守なのか革新なのか、ゴチャゴチャになってしまうわけです。

 …なので、これは共産党なんかもそういうところがありますが、緑の党のような形で総会での政策承認や候補者選出予備選といった厳格なルールを持っている政党は簡単には離合集散なんてできないわけです。
 ただ、長期的に見ればきちんと党則を作って、党費を払った会員は平等に政策作りに参加できるという原則をきっちり守った方が、政党としては長生きするだろうし、国会議員の離合集散で出来た政党ではなく、そういうところを応援して欲しいなぁ、と思うわけです。


Global Greens Congress, Dakar
 ※ダカール(セネガル)で行われた緑の党世界大会の様子。

関連エントリー:
 何故日本に緑の党が必要か? あるいは参加型民主制の必要性について
 アメリカ緑の党 ジョージ・マーティン氏の応援メッセージ 
 
 

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